イェェモン

イエモン、えぇもん、そのふたつについて。

黒歴史を語る会やってみたレポ

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はじめに

2019年2月26日に僕が企画主催した黒歴史を語る会。参加者が黒歴史を語り合って最後には埋葬するという、やべぇイベントだ。埋葬とは、ここで話したことは一切口外しないというルールを指している。この記事では、どんなイベントだったか、振り返ってみての感想、イベント企画側から見たあれこれを書いていこうと思う。まずは、参加者及び興味をもってくれた方のツイートを見ていただきたい。

 

感想や反響

 

 

 

 

イベント詳細

日時や場所

  • 日時:2月26日(火)19:45〜21:30
  • 会場:ロズベリーカフェ 3Fホール 長野市鶴賀田町2194-12
  • 参加費:500円(施設利用費)
  • 参加人数:6名(定員10名)

イベント告知について

フライヤーは作成せず、twitterとFBを利用しオンライン上で宣伝。申し込みについては、当ブログ及びFBのイベントページからgoogleformで行うこととした。

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告知の際に使用した画像(やばい)

会場の雰囲気

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ロズベリーカフェ3Fホール

シックでレトロな感じがたまらない。落ち着いた雰囲気。普段はライブや演劇の会場として利用されることが多いが、我々は黒歴史を語るための会場として利用させていただいた。権堂駅から徒歩5分以内という立地も良い。使いたい方は下記のリンクを参照。

roseberycafe.com

 

イベントの様子

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参加者にイベントの流れを説明している僕

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これはフリップではない。段ボールだ(やばい)

まずは、自己紹介、イベントの流れの説明を実施。参加者のみなさんが段ボールを撮影しまくってきたので、新手のインスタ映えとしてコレは流行るんじゃないだろうか。段ボール活用型男子。もう中学生さんリスペクト。地球に優しいね。

 

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撮影の嵐にも動じず、段ボールを掲げ続ける。

まずは、アイスブレイクとして、参加者が自由に話しあえるコーナーを設けた。「フリートーク ほんのり黒歴史」。テーマを3つ提示し、参加者のみなさんといろんな会話を楽しんだ。テーマは、保育園、小学校、インターネット。このコーナーでは黒歴史を言ってもいいし、黒歴史に関する発言でなくともOKとした。このコーナーの目的は、参加者同士が互いを知ってもらうこと。イベント企画中に、「初めて会った人の前で、自分の話(しかも黒歴史)をするのって、ハードル高いだろうな」と思ったので、このコーナーを設けたのだ。よかった。いろんな話が聞けた。

 

一番盛り上がったのは、ネットにまつわる話。

下記のようなことは、参加者の全員が共感していた。

  • インターネットは黒歴史を生み出しがち
  • ネット上の付き合いでも、最高な交友関係ができることもあるよね
  • ネットって最高だぜ卍

 

みんなで話した後は、メインの「黒歴史を語る会」のコーナー。これは先ほどとは違い、イベントっぽく行った。

 

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黒歴史を埋葬するBOX

 

次のような手順でトークを進めていった。

参加者に小さい紙を二枚配布し、これから語るエピソードのタイトルを書いていただく。それを、黒歴史を埋葬するBOXに入れる。シャッフルをし、一枚引く。そのタイトルを読み上げる。「これだーれ?」的なことを言って、そのタイトルを書いた人がエピソードについて語る。といった感じだ。

 

もう、ほぼすべらない話大会だった。どんな話が出たか言えないのが残念だが、腹をかかえて笑った。笑いすぎて倒れた(僕が)。

 

このイベントに来る人は「黒歴史を乗り越えた人」だと思う。乗り越えて笑い話にできるような人でないと、このイベントは参加できない。僕にも、みんなにも、黒歴史は誰しもあると思う。社会人になって年齢を重ね色んな人と会うなかで、昔のダサい自分や失敗談を語ることは、なかなか無い。社会と関わるにあたり、まともな人のように振る舞って日々を過ごすことを強要される。昔のダサい自分や失敗談の中に「面白さ」があると僕は思っているが、普段は中々話せない。話したくても、話せない。そこで今回のイベントでは、自分の中にしまいこんだエピソードを、話したいだけ話してもらうことにした。

 

参加者の笑顔や、ただ語るだけじゃなくて会話が生まれたこと、「自分もそんな感じだった」という共感が生まれているのを見て、このイベントを企画して本当に良かったと感じた。

 

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ワカサギの天ぷら

参加者からのお土産。日中にワカサギ釣りに出かけていたようで、お店の方が天ぷらにしてくれた。本当にありがとうございました。他にもお菓子のお土産をいただき、みんなで食べた。

 

このイベントでは(というかここでイベントをやると)、ロズベリーカフェのメニューを自由に注文し会場までケータリングしてもらえる。参加者のみなさんは、ドリンクを注文したり、イベントの時間帯の関係上、晩御飯を食べる方もいた。お店のパスタは絶品。カレーも間違いない美味しさ。ドリンクはノンアルからアルコールまで幅広く取り揃えている。

 

イベント中にお菓子やご飯を自由に食べれる感じでやったら、ゆるい雰囲気がでて、話しやすい空気が生まれた。これは良いと思った。

 

みんなでトークをしていったら、盛り上がりすぎて、あっという間にイベント終了時間間近となった。当初予定していた「黒歴史交換会」は行わないことにした。黒歴史交換会とは、今までのトークとは異なり、紙に黒歴史の内容そのものを書き、箱に入れてシャッフルし一枚ずつ引き、それを参加者の前で発表せず持ち帰ってもらう というものだ。これは行わなくて正解だった。トークの最後に伝説級の面白すぎる黒歴史が出て、めちゃくちゃ盛り上がったので、この気持ち良い感じで終わりにした方が良いと思ったから。

 

イベントの締めくくりとして、感想を各自言ってもらい、黒歴史を埋葬して、イベントを終えた。紙を箱に入れた後、ゴミ袋にぶち込んだ。

 

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集まった黒歴史は翌日ゴミに出し消滅させた。

おわりに

参加者の感想の中に「全員が主人公」「修学旅行の夜のようなイベント」という言葉があったが、このイベントはまさにソレだった。修学旅行のあの夜、特別な雰囲気がでて、自分が好きな人を(みんなの前で)話してしまうような。あの感じ。秘密をみんなで共有できた。会場の雰囲気もあいまって、特別な夜だった。個人的には、人生で二度と忘れることのない一夜。イベントであることを抜きにしても本当にそう感じた。

笑えるエピソードだけじゃなく、ここでしか話せないようなエピソードにも出会った。誰がなにを話したか口外厳禁なイベントだからこそ、他ではできない話をいっぱい聞かせてもらえた。

 

話したいけど他では話せないエピソードを共有すること。そこから生まれる笑い、一体感。共感。相手を肯定しあうこと。ダサい自分や失敗を超えて、いまここでこうしていることを、みんなが認識すること。

 

上記はFBページに掲載した文章。これがイベントの真の狙い。

 

難しい話をしたけど、主催した僕もハッキリとは分かっていない。やりたいからやったし、楽しかった。もうそれで良いと思うんだ。

 

「イベントの性質上、第二回はない」と最後に言ったけど、本音を言うと、もっとやりたい。こんなに楽しかった時間が、また過ごせるのなら、何回だってやりたい。

 

イベントの参加者はTwitterからの参加者がゼロだった。これは予想していた。分かりきっていた。初めて会う人の前で自分の話をするのって、ハードルが高いから。

 

この記事を読んで、少しでも興味が沸いたら、ネット上で声をあげてほしい。こうしたらもっといいんじゃない?みたいな声も聞かせてほしい。長野市じゃないところでもやりたい。県外に行ってもいい。参加したいという声がひとつでもあがったら、僕は嬉しくてたまらなくなる。

追記

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ロズベリーカフェさん、ありがとうございました。おかけで楽しい一日を過ごせました。

 

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僕の地元・新潟県から参加してくれた方もいました。本当に嬉しかった。