夏の記憶
振り返れば色々なところへ行った。
たくさん旅をした。
たくさん飲んだ。
写真に撮っていない思い出もたくさんある。
長野市の祭りのひとつ、びんずるに参加できるときは参加するようにしている。祭りは合法的に街中で大声をだせるイベントなのでストレス解消になる。あとは参加者との連帯感が良い。
踊りはテンションが高まる。ある夏は踊りでテンションがあがって、いつもいく美容師へ、法被を着てしゃもじを持ったまま突入し、店主さんと奥さんが店を閉めて良い感じにウィスキーを飲んでいたところ、雰囲気をブチ壊したりした。あとで申し訳なくなり謝罪しに行った。
毎年夏の恒例行事として、自分のアパートに高専の友達が泊まりに来る というイベントがある。駅前で飲んで、みそ家でラーメンをすすり、家に着いたらみんなでスマブラをする。負けたら今まで秘密にしていたことを話すという罰ゲームで、ガチでやりあうのだ。
寮生だった友達とスマブラする時は、みんな優しいから、罰ゲームを与えるのが申し訳なくなり、すぐやめるか、負けたらアイス奢るとかいう可愛い罰ゲームに変更する。
同じ研究生だった友達とやるときは、自分以外のメンバーが2人とも容赦ないので、ベロベロに酔っ払った僕を、グルになってふっとばしにくる。おかげで研究室のメンバーとはたくさんの秘密を共有することになった。
今年もまた夏がやってきた。
今年の夏は今までより勉強をすることに決めたので、机に向かっている時間が長い。たまにはこんな夏も良いだろう。でも、やはり、夏だから、たまにはでかけたいな… そんなことを、ちょっぴり考えながら、机に向かっている。