イェェモン

イエモン、えぇもん、そのふたつについて。

大雨の中で地元帰ろうとしたら、見知らぬ地に来てしまった話。

学生時代のはなし。

 

昔のはなしを思い出したんだけど、高専生の頃に、大雨と雷が尋常じゃない日があって、長野高専の敷地が一部浸水した日があったんだ。その日は帰省する予定で、三才駅に行った。駅には電車が来なくて、足止めをくらった人でいっぱい。大泣きしている女子高生までいた。


んで、やっと来た電車に乗ったら、上越方面じゃなく、変なとこへ行く電車だった。気づいて降りたときには、もう夜。真っ暗。しかも無人駅。なす術がない俺は、歩くしかなかった。街灯の光がさすほうに向かって…


歩いた先には、ガソリンスタンドがあった。というかそれ以外の建物なんて無かった。ここで雨宿りして、親に車で迎えにきてもらおうと考えた俺は、店内へ。中には女性店員が一人。事情を伝えると、好きなだけいていいという言葉と、温かいコーヒーを差し出してくれた。コーヒーを飲みつつ、漫画のホットマンを読んで過ごした。3時間したかしないかで親が迎えにきた。


ガソスタから地元に帰る頃には、22時。その間まで店を閉めずに店内で俺を休ませてくれたのって、めちゃすごいことだと思う。店員さん優しかった。

 

久々に、この日のこと思い出した。大雨で地元帰ろうとしたら、見知らぬ地に来てしまった話、おわり。