イェェモン

イエモン、えぇもん、そのふたつについて。

元病院のBarで酒を呑んだから話を聞いてくれ。

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2018年4月22日、僕の元にこんなメッセージが届いた。

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草深外科という今は使われなくなった病院が、なんか生まれかわったらしい。店のホームページを見たら、「レンタルスペース」と「BAR」の2つの機能を持った場所だということが分かった。面白そうだけど、よくわからない。せっかく誘ってもらったし、興味がわいたので、「近いうちに行きましょう!」と返信をした。

 

2018年4月24日。誘いの連絡がきた。

 

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神社で待ち合わせ(デートかな?)

 

それはさておき、店へ。

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 店の外には、かっこいいオシャレなロゴが飾られている。

 

 

 そして店内へ。オーナーさんと出会った。同行者は既にオーナーさんと昨年知り合っていたらしい。自分も軽くお話しし、店内をゆっくり見せてもらえることになった。

 

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店内。元の病院の形が基本的にそのまま。

 

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いくつかの部屋があり、どれも違ったレイアウトをしていた。

 

カウンターがある部屋に戻る。

僕はハイネケンを、同行者はウィスキーを注文。

 

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飲酒開始。

 

なにを食べよう、どんな料理があるのだろう、そんなことを考えながら辺りを見渡したが、メニュー表らしきものはなかった、オーナーさんも出してこない。

 

ここにはメニュー表がないのだ。

いや、あるのかもしれないが、こっちが聞けばどんな料理があるか教えてくれたかもしれないが、確実に言えるのは、メニュー表をカウンターに置いていないのだ。そういえばドリンクメニューもなかった。「なに飲みたい?」って言われて、自分は目の前にハイネケンのロゴが入ったビールサーバーがあったから、ハイネケンを注文しただけ。

 

元病院のBAR、凄いのは店内だけじゃない。この店は何か他にも凄そうだ と感じた。

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料理がでてきた。

鉄板の上にトルティーヤチップス、その上にトマトなどの具材やチーズがのっている。アツアツでおいしそう。いただきます。

 

その時、オーナーさんから衝撃の発言が飛んできた。

 

「料理さぁ、手で食べてよ。うめぇんだよ、手で食べるとさぁー!」

 

そしておてふきを手渡された。

 

凄すぎると思った。いまだかつてない店だとこの時点で確信した。手で食べる料理なんか、ピザ屋のピザとか、ハンバーガー屋のポテトとか、パッと思いつくのはそれくらい。あと通な人は寿司も手で食べるんだろうけど。この店で出された料理は手で食べる。こんなBAR他にある?

 

アツアツのチーズ手づかみは正直辛かったのですが、手で食べた料理は美味しいことに気づきました。これ本当。

 

次に出された料理はコレ。

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肉みたいなの、食べたい?って言われて、食べたいです って言ったら出てきた。鳥軟骨。なにこれ、絶対にうまいヤツじゃん って思って(言わずもがな素手で)食べた。口に運ぶと旨味がひろがる、、これはッ、、、、、!!!!!!

 

「うっまぁぁっ!!!!!! あぁぁぁい!! ぁアツアツ」

この日1番のデカイ声を出した。オーナーさんも自信のある一品だそうで。調理の最中からオーナーさんが「うめぇーよー!」「この軟骨、最高だよー!」って予告していて。本当においしかった。

 

料金について。お通しやチャージ料は無し。料理も酒も一品700でてくる都度支払う。超明朗会計。こういうスタイルも今は珍しいと僕は感じた。ちなみに、ノンアルコールドリンクと乾き物は300円。

 

料理を食べつつ、オーナーさんから色々な話を聞いた。

 

ここstudio sonneは、オーナーさんの親が元々務めていた病院。親が亡くなられ、ある日、お告げのようなかんじで、病院を残し活用する道について、考えが浮かんだそう。そしてDIYで昨年から改装を進めてきたとのこと。カウンターも椅子も手作り。

 

このお店、最初はレンタルスペースとしての運用のみだったところ、場所を貸している間にオーナーさんが立ち会う時間や意味を考えたそうだ。確かに、その間待つのは手持ち無沙汰だろう。そこでオーナーが考えたのは、「来た人に飲食を提供できるよう、一室をBARカウンターにすれば良い」「そうすればそこで受付もできるし、自分がいる意味も出る」というアイデア。そして今の形になった(と聞いた)。

 

「古民家のリノベーションは古い、もうどこにでもある。ここは自分しかやっていない試み。」オーナーさんが語った中で印象深い一言。長野はリノベ流行の先駆けとも言われていて、善光寺周辺や権堂には、昔からあった建物を改修した店が数多くある。それらの店はどれも素敵で僕は好きなんだけど、たしかに目新しさは感じにくくなってしまったような。それらの店の価値は失われないけど、ここstudio sonneの目新しさには、光るものを感じる。

 

オーナーさんと話していて感じたのは、豪快だけど繊細な感性を持つ人だということだ。そして好奇心旺盛。オーナーは、世界へ旅立ち、アジアを紙芝居しながら渡り歩いたという凄すぎる経歴の持ち主。店の壁に飾ってある旅の途中に撮った写真が本当に美しかった。あと同行者がカメラに詳しいのだけど、その人の話を目を輝かせて聞いていた。こんなに興味もって人の話をワクワクきける人がいるんだ!って感じたし、オーナーの好奇心、探究心 + 繊細な感性が、いまの店を作ったんだなぁ と納得した。

 

「この店の雰囲気を好きになってくれる人はいると思うんだよねー」とオーナーは言っていた。オーナーの人柄を含め、この場所を好きになってくれる人は、必ずいると思う。自分もこの場所を好きになった内の1人だから。

 

だけど、この店は流行りすぎなくていい。オーナーが1人で回しているし、オーナーも、人が来すぎると経済が回らなくなる と言っていたので(大変だと思う)。

 

この店に目新しさを感じて、好きになれそうな人が、たまに足を運ぶような。そんな場所になったらいいな と僕は思っている。

 

★おまけ★

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お店には、こんな針金細工も飾られています。探してみてね。

 

studio sonne

19時00分open

店休日:水曜

変わるかもしれないので、お店に確認をとってください。

 

店のHP:

http://studiosonne.com/

 

場所:

〒380-0928

長野県長野市若里1−10−17