イェェモン

イエモン、えぇもん、そのふたつについて。

群れたくない。

タイトルの通りであるが、僕は基本的に群れたくないと常々思っている。

 

周りに合わせて生きるのは社会に関わる以上至極当然のことだし、周囲の目を気にせず、「俺は俺だ」と言いたいわけではない。やわらかく相手を許容できるゆとりは常に持っていたい。

 

僕が群れたくないのは、群れることで生まれる多数派同調バイアスと、群れることで自分が上だと思い込んで他者を見下すようなことは絶対にしたくないから。

 

例えば、とあるコミュニティーに属して、特定の人を持ち上げてヨイショすることでコミュニティーが成り立っていて、自分の本当の意見を発することができない状況。自分はこういう場所にはいたくないと思っているが、そんなかんじなんだろうなと思わせるコミュニティーは、巷でいくつか見かけてきた。実際どうかはわからない。

 

例えば、オシャレな場所で意識高そうな人やイケてそうな人が集まる空間。特定の人だけが楽しめて、そこにあぶれた人は楽しめない。そんな人たちが「ふらっとおいでよ〜」なんて言っても、自分は無理してそんな場所に行きたいと思わない。そもそも、コミュニティーに属していることや、言葉にした肩書きを、自分のアイデンティティーにはしたくない。

 

群れることは、意識的であれ、無意識であれ、そこに属す人と属していない人という違い、言葉にするのであれば、「壁」ができてしまう。

 

僕は誰とでもフラットに接していたい。考えや意見を自由に交わしたい。特定の人だけじゃなく、いろんな人の話を聞きたい。適当に扱っていい人なんて、どこにだって存在しない。だから僕は、群れじゃなくて僕という個人で、人と向き合いたい。

 

僕は人に助けられた。いろんな人に助けられてきた。学生時代に得た財産は知識じゃなくて友達だと思っている。社会人になってからできた友達と過ごした時間も本当にかけがえのないものだし、これからも人と関わりたい。そのうえで自分の考えを整理したくて、ブログを書いてきた次第である。

 

ふらっと入れて、言葉にせずともなんとなく居心地が良くて、去るのも自由な場所。それが僕にとっての居場所だと思う。過剰に群れたくはないけど、そういう居場所で過ごしたい。過ごしたいんだお‼︎ おっお‼︎ いま夜勤あがりでカフェにいる。ロイヤルミルクティーおいしいお。おぉ〜〜〜 おわり‼︎

 

 

界隈感

僕はSNSを良く見る方だ。人の考えや体験、知識に触れることは楽しい。SNSをコミュニケーションツールとして使うこともある。普段の生活で繋がれなさそうな人とSNSで出会い交流が生まれることもあり、それも楽しいことのひとつだと思う。

 

「コミュニティー」という言葉を近年よく聞くようになった。「サードプレイス」も。学校や会社や家族以外に所属している場所があると、人は安心できるものだ。こういう場所は以前からあったのだろうが、SNSにより可視化されることが増えた分、いろいろなコミュニティーが目に入る機会が増えた。

 

SNS、コミュニティー、サードプレイス。複数の居場所にこれからも関わるなかで、自分が大事にしたいことは、「界隈感を出しすぎないこと」である。これはあくまで自分が大事にしたいことであり、他の人は自由にやれば良いと思っている。

 

これは自分の友人の中にも感じている人がいると思うが、既に出来上がった場所に入りこむことが自分は苦手だ。既に100パーセントの出来上がった空間があるとして、それを壊すようなことが自分にとっては怖い。自分を足して、110パーや120パーになれば嬉しいけど、70パーや60パーにしてしまいたくない。そう思うと足が遠のく。

 

気の知れた仲での付き合いは、たしかに楽しい。しかし、それを外に発信することで、どうしても界隈感が出てしまう。悪いことではないし、良いことだとも思うけど。

 

コミュニティーに新しく人が入ることは、コミュニティーが流動的になり、新鮮味がでてくることに繋がる。コミュニティーの様子をみえる形で発信をたくさん行うことは、新しく人が入ることに繋がることもあれば、コミュニティーに対しての敷居の高さを感じさせることにも繋がる。それを考慮して、コミュニティーの様子の発信については、適切な形で、不必要に行いすぎないようにしたい。

 

飲みにいったり遊びの誘いは、自分はSNSを使わない。メッセンジャー、LINEを使う。なぜなら、その誘いを受けていない人が目にして、寂しい気持ちにさせるようなことはしたくないから。個人的な付き合いでの遊びは、自分はSNSに書かないようにしている。

 

いろいろなことを書いたが、コミュニティーがあることを知ってもらうには発信する他に選択肢がないわけで、発信自体を否定しているわけではない。むしろ自分は発信大好き人間である。そして、コミュニティーがあること、つくってくれる人がいることは、僕にとっては、とてもありがたいことだ。僕は「居場所」に助けられた。色々なイベントやコミュニティーに顔をだし、交遊関係が増えて、個人的に仲良くなってご飯にいったり、いま自分はとても楽しく暮らせている。

 

SNSが普及し、これからも通信技術が発展していく時代の中で、これからも色々な人とフラットに接していける自分でありたい。だから僕は界隈感を出しすぎないようにしたいと日々思っている。